骨盤は”開かない”派です。
しばらくぶりの記事更新です。
今回は女性が多く反応してしまいそうな骨盤のお話。
あくまでも個人的見解と今まで習って来たことを総合して書いていきます。
骨盤は開くのか?
骨盤と聞いてメジャーだと思われるのが妊娠・出産後の「骨盤が開いちゃって・・・」ですが、たしかに姿勢を見ればお尻が”だら~ん”となってたり納得出来そうな方が多いです。しかし!骨盤て実際に開くのだろうか?と疑問を抱いている人は皆無です。
まぁ出産後も綺麗なスタイルに戻れば別になんだっていいのかもしれませんが・・・
骨盤を形成しているのが腸骨・坐骨・恥骨の3つからなる寛骨と呼ばれる蝶のような骨です。その寛骨が仙骨と呼ばれる骨にくっついています。この仙骨との結合部が仙腸関節ですが、恐らくはここがゆるみ、開くと言われているのかもしれません。
しかし、開くと思われている仙腸関節は靭帯でがっちり固定されてますし、関節の動きとしては左右に開くよりは前後に回転するような構造になっています。
出産の際も寛骨下部の恥骨の結合部がわずかミリ単位で開く可能性もあるかもしれませんが、恥骨結合部が開けば逆に上部の骨盤は閉まるのではないでしょうか?(あ、でも後ろ側に向かって開けば上下開くか?)
また多くの産婦人科さんが出産時に骨盤は開かないと言っているようです。
なので自分は骨盤が開かないに1票!
ではなぜ骨盤が開いているような姿勢になるのか?
これはもう妊娠中の姿勢です。あれだけ大きなものをお腹に抱えながら数ヶ月を過ごすワケですから当然元の良い姿勢は崩れて当然だと思います。しかし、出産後に元に戻らないのはお腹に子供を抱えている間に特定の筋肉が縮まってしまった、使えていたはずの筋肉の使い方を体が忘れてしまっている、などで姿勢が崩れてしまっているだけです。
お腹を支えると内股になりやすいです。結果お尻がゆるみ骨盤が開いているように見えます。
なので無理な骨盤強制コルセットや力任せに骨盤を戻そうとしても一時的なものである可能性が高いです。しっかり筋肉をほぐし、締めるところは締めてやれば元の綺麗な体型に戻ります。
女性の力
現状の分かってる事でお話してきましたが、正直言えば人間の体なんて分かってる事のほうが少ないので、もしかしたら女性は出産の際に何かしら骨盤を開ける能力も持っているかもしれません。また出産という壮大なイベントに耐えられる心と体を持っています。
それに比べ男なんて出産時の痛みを与えただけで死んでしまうなんて言われてますからね。やはり女性は偉大です。